09.13
おくちことばあそび ~職員研修~
こんにちは!
リハルキッズDAZAIFUです!!
本日はリハルキッズの各事業所がZoomを通して集まり
自己研鑽のために行っているお昼の勉強会の様子をお伝えします。
今回は言語聴覚士(ST)が担当し、
「脳から見た言語発達」や「おくち・ことば遊び」を題材としました。
その中でも脳から見た言葉の発達の仕組みについてご紹介します。
大脳と呼ばれる脳の表面には、豆電球がぎっしり並んでおり、
ぞれぞれに電線がつながっているイメージです。
「ことばの働きが育つ」=電球がたくさん明るく光る状態
電線から信号を伝わり始めて豆電球が光ります。
生まれたときは未完成のままの配線工事も、成長に伴い配線工事が進みます。
だから脳の大きさや重さがどんどん増えていくのですね♪
電線部分の電気の通りを良くして配線工事が順調に進むような条件を整えていく事が必要です!
脳は鏡餅のような積み上げ構造で
1段目は「からだ」をつかさどる脳
2段目は「こころ」をつかさどる脳
みかんは「知力や言葉」をつかさどる脳 です。
下段のお餅が小さい・柔らかいと不安定になりみかんをうまく乗せられません!
まずは下にどっしり大きなお餅であるからだとこころを作っていきましょう!
これらの考えをもとに脳の働きと言葉の発達を重ね合わせたのが、ことばのビルです。
「ことば」はビルの最上階。
下から一つずつ積み上げた上に、ことばの成長があります。
最上階のことばだけが発達することはありません。
大事なことはそれぞれの子どもの発達に合わせたペースで土台となる「からだ」から作っていくことが、ことばの成長のカギになります!
その子の育ち全体を支えていくことを大切にしながら、個性豊かなすてきなビルを作っていきたいですね♪
リハルキッズでは、小集団での活動や運動の時間等を通して、身体や手先を使う経験やお友達とのやりとりの経験を重ね、ビルの土台づくりからのことばの成長へのアプローチをおこなっています!!
〈参考文献〉
中川信子著「ことばをはぐくむ 発達に遅れのある子どもたちのために」「発達障がいと言葉の相談 子どもの育ちを支える言語聴覚士のアプローチ」